Ritorno in patria temporaneamente (一時帰国)
大学院の学位論文審査と、学部の卒業論文発表会があり、1月2度目の帰国。前回はマイレージを使った関係でパリ経由でしたが、今回は個人的に定番となりつつあるナポリーミュンヘン-羽田のルフトハンザ便。ミュンヘンは、ほぼ東京-ナポリ間の大圏航路上に位置すること、羽田空港と自宅が遠くないことも重なり、往路(ナポリ発)は、ドア・トゥー・ドアで18時間(ナポリ空港ー羽田空港の間だけなら14時間50分)という時間(の短さ)のが魅力的です。
往復の風景をいくつか。
(ナポリ発ミュンヘン行のルフトハンザ機。早朝に「欠航」という誤報が航空会社から流れ仰天したが、システムエラーとのことで、飛行機は定時運行された。珍しいスターアライアンス塗装のA320)
(雪のアルプス越え。氷食地形の教科書のような)
(ミュンヘン空港に近いバイエルン州の集落風景。集落の周囲の耕地が雪で白くなり、周囲の森林地帯とのコントラストが鮮やかになる。クリスタラーはこの集落の分布状況をヒントに中心地理論を編み出した。そう思うと、六角形があちこちに見えるのは気のせいか・・!?)
(ミュンヘンー羽田間はいつもA340-600。全長75.3mの胴体は、B747-800が就航するまで世界最長だった。何となく安心できる(笑)4発エンジン、出入りが楽な2-4-2の座席配列、貨物室(階下)にトイレがあるため通路にトイレ待ちの行列が溜まりにくい構造など、個人的にはお気に入りの機種だが、燃料効率は悪く、中長期的にはB747-800への置き換えが進むとの噂も聞こえている。)
(卒業論文発表会・1/31。皆さんお疲れ様でした。博士論文審査のため、中座せざるを得ず残念。私に代わって指導下さったS先生、有り難うございました。)
(帰路、パッサウ近郊でドナウ川本流を越える。蛇行した先の都市はオーストリアのリンツ)
(この往復行程の最大の泣き所は、復路のミュンヘン乗り継ぎが4時間あること。ま、ソーセージとビールで一杯。)