2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧
リバプール空港の入国審査は、久しぶりに「英会話の勉強」程度に長い審査だった。イタリアから、イタリアの滞在ヴィザを持つ日本人が、ロンドンではなくリバプールに降り立つという状況が珍しかったのか(怪しかったのか、興味本位なのか)、イギリスでの滞…
ニューカッスルから、南イングランドに飛び、サウザンプトン(タイタニックの出港地)、ブライトンを経てロンドンに入る。今回、ロンドンは1日のみ。日曜日にぶつかり、お役所も休みなので、書店で資料収集をした後はテムズ川添いをぶらぶら歩き。久しぶり…
ニューカッスルは、広域調整機能の喪失が中心市街地に近接するEnterprise Zone(主に工場跡地)への大型商業施設の建設を誘導した典型例であろう。ニューカッスルはタイン(Tyne)川の北岸の台地上に広がる古代ローマ起源の古い都市であり、タイン川を挟んで…
1979年に成立したサッチャー政権の「新自由主義的」な商業政策は、衰退する工業地域の構造転換を目指していたとする見解が一般的である。このためサッチャー政権は、(大型店に抑制的な)地方政府の意思決定の上位に(開発主義的な)中央政府の判断を置き、…
中心市街地の再開発を考える上で、イギリスの事例は避けて通れない。第二次世界大戦後の戦災復興、その後70年代までの保護主義的政策、サッチャー政権による80年代の劇的な規制緩和による郊外出店の波と中心市街地の地盤沈下と続き、90年代のメージャー政権…
サンタ・ガータ・ディ・ゴーティは、このブログの表紙の写真の街。ナポリも残りわずかになった昨今、比較的近いので10年ぶりに再訪することにしました。ちなみに表紙の写真は10年前の撮影です。 最短経路は、ナポリから王宮で有名なカセルタまで鉄道で小一時…
ダルマチアから戻り、ナポリ東洋大学でミーティング。今回は、(待望の)A先生も出席され、2時間近く、ナポリの都市政策、商業立地、郊外大型店の影響、都心の商業空洞化と低所得者対策について意見交換を行う。「それでもまだ、ナポリの都心の商業は元気…
スプリットが「最終目的地」の筈だったが、空路ナポリへ戻るためのスプリット空港が、スプリットではなく隣町のトロギールの近郊にあるとのこと。トロギールは、スプリットの西約25km、高速バスで40分ほどの距離になる。 トロギール旧市街は、東西400m、南北…
コルチュラから本土側のスプリットまで、再び高速船で2時間半の旅。東西に長いコルチュラ島は、東端に近いコルチュラ(こちらは都市)のほか、バスで小一時間ほど行った西端にベッラ・ルカという港がある。ここからスプリットまで1日1便フェリーが運行さ…
ドゥブロブニクから高速船でコルチュラへ向かう。本来は鈍足のフェリーに乗り、甲板からダルマチア式海岸を眺める「クルーズ」と洒落込みたいところだったが、ドゥブロブニクからコルチュラを経てスプリットへ向かうダルマチア縦断フェリーは、残念なことに2…
ドゥブロブニクから、日帰りのツアーを探してモスタルへ出かける。モスタルはドゥブロブニクからバスで2時間ほど、ネレトヴァ川の流域に発達した古い渡津集落であり、隣国のボスニア・ヘルツェゴビナ領に含まれる。 昔(歳が知れるが)「ネレトバの戦い」(…
ナポリを15時半に出た高速バスで、バーリ港までほぼ3時間。バーリ港を22時に出航したフェリーは、ドゥブロブニク郊外のグルージュ港へ朝8時に到着する。乗り継ぎ時間を含めても存外早いものだと思う。 クロアチアはシェンゲン条約国ではないため、バーリで…