Viaggio nell' Inghilterra ④ Lóndra e Parigi (イギリスへの旅 ④ 倫敦・巴里)

ニューカッスルから、南イングランドに飛び、サウザンプトンタイタニックの出港地)、ブライトンを経てロンドンに入る。今回、ロンドンは1日のみ。日曜日にぶつかり、お役所も休みなので、書店で資料収集をした後はテムズ川添いをぶらぶら歩き。久しぶりにドックランド(現在はカナルワーフの方が通りが良い)の再開発地域の変貌を見たかったが、手前のロンドン橋付近で雨足が強くなり撤退。イギリス最後の夜は印度料理。

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(オリンピック以降もテムズ川流域の変貌は進んでいる。昔はビッグベンが偉容を誇っていたが、今は背景の一部に埋もれつつある)

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(今回見たかった場所の1つ。1830年に建設された閉鎖型ドックを再開発したHAY'S GALLERIA。場所はドックランドより上流で、ちょうどロンドン塔のお向かいくらい。1830年は、スティーブンソンの開発した蒸気機関車ロケット号が、リバプールマンチェスター間の営業運転を始めた年でもある。イギリスの産業革命もいよいよ「発明」から「実用」へという最盛期を迎えていたということだろう)

ロンドン・パリ間は(まだ乗ったことのなかった)ユーロスターに乗車する。実乗車時間2時間半(便によって時間は多少前後する)で都心を結ぶサービスは、飛行機に十分対抗可能可能。私のような「物見遊山」組も含め、ほぼ満席であった。

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 (ロンドン側の起点は、ハリーポッターでお馴染みのキングス・クロス駅と、西海岸へ向かう列車が多いユーストン駅に挟まれたセント・パンクラス駅。現在も中距離用の列車が利用しており、パスポートコントロールのあるユーロスターは、ガラスのフェンスで覆われた2階の特設ホームに出入りする)

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(飛行機と同様、プラットホーム下のゲートで、チェックインとパスポートコントロールがある。ここでフランスの入国審査まで行うため、フランスの「陸路」での入国スタンプがロンドンで押印される。妖怪はんこ爺、喜ぶ)

パリでは、ラ・デファンスの開発公社で資料収集をと考えていたら、当日(7月14日)は革命記念日(日本名パリ祭)でお休みだった。予定が狂うが、15日に何とか訪問。

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(高さ制限の厳しいパリ旧市街に代わり、高層建築物が建ち並び、多国籍企業の本社・支社機能が集中するラ・デファンス(la Defense)地区。中央の新凱旋門(Grande Arche de la Defense)は、ノートルダム寺院がすっぽり入る空洞を持つが、これはれっきとしたオフィスビルである)

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(新凱旋門と「対向」する凱旋門を、ラ・デファンス側から望む)

 

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革命記念日はバスチーユ牢獄襲撃の日(7月14日)。不覚にもパリに着くまで忘れていた。午前中は軍事パレード、夜はエッフェル塔周辺で花火が上がる。もちろん祝日)

 

おまけ

パリの地下鉄に掲示されている、国際気候変動会議(2015年秋パリ開催)支援のWWFポスターがすごい。これからの都市交通はスケボーとチャリンコか。

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ドラクロワもびっくり。オリジナルはこちら↓)

民衆を導く自由の女神 - Wikipedia