2014-01-01から1年間の記事一覧

Le città dell'Italia meridionale (南イタリアの都市群)

12月22日から29日まで、プーリア州(イタリアの「踵」)を中心に、大小いくつかの都市を回りました。来年に向けての資料収集が目的ですが、そもそもクリスマスにナポリで1人ふらふらしていると、こちらの先生方が気を遣うので。 バーリから、レンタカーでほ…

Buon natale (メリー・クリスマス)

ナポリもクリスマス最高潮。ファッションストリートのvia Toledo(トレド通り)は、イルミネーションこそ地味ですが、人通りは半端でない。週末(金、土、日)は、普段23時過ぎで終了する地下鉄が午前2時まで延長されます。 ナポリのクリスマスで欠かせない…

Questa settimana (今週)

12月12日、滞在許可証の呼び出し日。これで終わりかと思いきや、今日が正式な指紋押捺。両手の指10本と掌紋をしっかりスタンプされ、「仮許可証」が発行される。正式な許可証(写真入りプラスティックカード)は、どうやら年明けになりそうな気配(SMSで知ら…

La conferenza della universita Sannio (サンニオ大学での講義)

アレは、ヨーロッパでピザ食べて、コンサートに通っているだけではないか(怪しからん、呼び戻せ!)、と思われてはいけないので、きちんと勉強も仕事もしていますというお話です。 12月11日に、お世話になっているMaria先生の大学で公開講義を行いました。…

Berlino ④ (ベルリン ④)

アムステルダムからわざわざベルリンを経由してナポリへ戻る理由は、後述する邪念もさることながら、そもそもこちらの方が安い!から。ナポリーベルリン、アムステルダム-ナポリの航空券を買うより、ナポリーベルリン単純往復の方が100ユーロ以上安い。それ…

Den Haag, Delft, Rotterdam (デン・ハーグ、デルフト、ロッテルダム)

12月2日、3日は、オランダ南部の3都市を巡る。Den Haagはオランダの行政都市。中央官庁、王宮、各国大使館が集中する。Den Haagの拡大とともに、南接するDelft、北接する北海沿いのScheveningen(スヘーフェニンヘン:日本ではこの読み方が話題になった・・…

Amsterdam (アムステルダム)

アムステルダムは海沿いだから、ベルリンよりは暖かいかと期待していたが、超一級の寒波が居座っているとかで毎日最高気温が1度。やれやれ。 オランダは、低平な国土(排水装置としての風車)、ゾイデル海干拓(オランダ人にゾイデル海と言ったら、一瞬?な…

Berlino ③ (ベルリン ③)

オランダへ発つ前に、Tacheles(タヘレス)の跡を見に行く。タヘレスは、ベルリンにあったアート活動拠点兼商業施設。老朽化した旧百貨店の建物をアーティストが「不法占拠」したスクォッター型集積として名を馳せた。地理学では、池田真理子さん(筑波大学…

Berlino ② (ベルリン ②)

11月28日は、ベルリンの壁(跡)をたどって市内を歩く。都市ベルリンは、旧東ドイツの中にあり、西側に属する旧西ベルリンは一種の「飛び地」であった。このため、ベルリンの壁は、正確には東西ドイツを分断した国境線の一部ではなく、西ベルリンを取り囲み…

Berlino ① (ベルリン ①)

11月27日から12月6日まで10日間、ベルリンとアムステルダム、デン・ハーグ、ロッテルダムのオランダ諸都市巡検。せっかくイタリア語を集中学習したのだから、この時期にイタリアを離れることには抵抗もありましたが、今年はベルリンの壁崩壊25周年。とくに11…

Pozzuori (ポッツオーリ)

Pozzuori(ポッツオーリ)は、ナポリの西、約10kmにある古い港町。ナポリのベッドタウンでもあり、ギリシャ・ローマの遺跡やシーフードレストランが集積する観光名所でもあります(鎌倉・逗子と三崎を足したような・・)。 イタリア語学校で、形容詞pericolo…

Il diploma (修了証書)

Permesso di Soggiorno面接の3日前、11月21日に7週間通った語学学校を修了しました。語学学校はどこもそうですが、とりわけナポリの語学学校は、観光を兼ねて1週間~2週間滞在する人がとても多い。そこで、毎週の様に、金曜日の午後にceremonia(簡単な立…

Permesso di Soggiorno 2 (長期滞在許可証2)

11月24日が、かのPermesso di Soggiornoの面接日。書類審査と指紋押捺を兼ねます。この日の朝、ネットが切れた(正確には、64KBという、かろうじてテキストメールが読める速度に落ちた)。契約している携帯屋さんから「プリペイド契約分が終了しました。追加…

Il numero di CODICE FISCALE (納税者番号)

イタリアの在留外国人にとって、おそらく最も簡単に取得可能な公的証明(証明番号)が、このCODICE FISCALEです。イタリアに「納税します」という意思表明なので、パスポートとビザを持って税務署へ行けば15分で発行してくれます。そもそもイタリアで給与を…

La passegiata (散歩)

ナポリの街の勉強と運動を兼ねて、夕方はできるだけ街歩き。このSalita Petraio(Petraioへの登り道)は好きな道の一つです。 ナポリの街は、ナポリ港を南に臨み、港の北に旧中心街(centro)、ここから西に向かって、ショッピングストリート(via Toredo, v…

Il trasloco (引っ越し)

引っ越し準備完了。現在住んでいる街中のアパートは、語学学校のシェアハウス。今週末で契約が切れるので15日(土曜日)に引っ越し。あたふたと荷物をまとめました。来たときはスーツケース2つ分の荷物のはずが、1ヶ月半でずいぶん増えたものです。 さて、…

Milano Expo 2015

先週末はミラノ遠征。とにかく早い段階で、ローマ、ミラノ、ナポリの3都市(人口規模上位3位)は見ておきたかった。 ミラノは、2015年5月からの万博に向け、諸準備が急ピッチで進んでいました(ピッチを上げないと間に合わないとも言われています。語学学…

Ordini un libro (本の注文)

ナポリに着いて間もない頃、イタリア語の文法書を注文しました。イタリアで広く使われている文法書に適宜日本語訳と解説をつけたもの。日本を離れる前日、高田馬場にある代理店にでかけたら、折悪しく品切れ。「イタリアで出版されているので、イタリア国内…

La colonia felina (猫シェルター)

本人はとっくにナポリに戻っていますが、もう1回ローマのネタ。 パンテオンのほぼ真南に、Torre Argentinaの遺跡があります。ローマ時代の寺院跡が4つ並んで発見され、現在も発掘・保存作業が継続中。この日は週末で、ボランティアによるガイドツアーが実…

Le porte a Roma (ローマの城門)

今回のローマ巡検では、ローマの数ある城門のうち、3つの城門を訪れました。 ヨーロッパの歴史ある大都市で、その構築物としての偉容とは裏腹に、本質的な機能をほとんど喪失したものこそ「城門」ではないでしょうか。あたかもオブジェのように公園の真ん中…

Il sciopero generale (ゼネスト)

10月23日の語学学校にて。 先生「明日はsciopero generaleが予定されています。皆さんご存じですね?」 学生「知りませーん。何すかshioperoって?」 先生「ストライキ。イタリアで暮らす上で大切な名詞です!shiopero generaleは全国的なストライキ。」 学…

Pacco (郵便小包)

今朝方、ナポリ港方面で時ならぬ黒煙が上がる。アパートのベランダからもよく見えました。地元紙のインターネット版では、野積みされていた荷物が不審火で出火したらしい。 http://www.giornalettismo.com/archives/1637845/napoli-incendio-vicino-porto/ …

Museo Nazionale di Capodimonte (国立カポディモンテ美術館)

土曜日で語学学校が休みなので、カポディモンテ美術館へ行く。考古学博物館とともに、ナポリが誇る国立博物館。建物は18世紀のブルボン朝(シャルル王)時代に建てられた夏の離宮で、中心市街地から2kmほど北の丘の上にある。 (隣の丘・カポディキーノはナ…

Stazione Toledo (トレド駅)

今住んでいるアパートは、ナポリ地下鉄(Metro)1号線のトレド駅から徒歩3分という至便の場所にあります。トレドはナポリ中央駅から2駅6分。 この駅と隣のUniversitàは非常に地下深い駅で有名。その理由は、未完成の2駅を合わせた都合4駅がナポリの城…

Caffettièra (伊式珈琲沸器)

イタリアの家庭には必ずある、とアパートの大家Carloが言っていたエスプレッソメーカー(大阪のたこ焼き器みたいなものかしらん)。 イタリアでは一般にカフェッティエラと呼びますが、ナポリでは広くMoca espressoと呼ばれている。 ちなみに、家庭用品店へ…

Il muro (城壁)

ナポリの語源が、古代ギリシャの植民都市(Neapolis:新都市)に由来することは有名。そのギリシャから17世紀のスペイン支配時代に下る、都市の歴史の重層性を見る巡検があると聞いて参加することに。 主催団体Siti Realiは、ナポリ市と地元企業が共同出資す…

Isola di Procida (プローチダ島)

土曜日に、ナポリ湾に浮かぶプローチダ島へ出かけました。離島研究のグループに参加していることもあり、訪れたかった島の一つ。 ナポリから高速船で40分、隣接するイスキア島行きの船が立ち寄ります。プローチダ島は、南北4km、東西2kmほどの小さな火山島で…

Permesso di Soggiorno (長期滞在許可証)

イタリアに3ヶ月以上滞在する場合は、滞在許可証の申請が必須。所持していないと不法滞在扱いになります。発給までの手続は、1)日本出国前にいくつかの書類を整えておく、2)郵便局で書類(kitと呼ばれる)をもらう、3)必要事項を記入し、付帯書類を添…

Elisir d'Amore (愛の妙薬)

「午前中教室で勉強するだけがイタリア語の学習ではありません。折角イタリアにいるのですから、音楽でもショッピングでも、街で活きたイタリア語に接することが大切です(筆者超訳)」と、格好いいManuera先生がおっしゃいました。 これは実践しなければい…

Il trasloco (引っ越し)

5日にホテルを引き払い、語学学校が準備したシェアアパートに引っ越しました。何かと物騒な噂が絶えないナポリ中心部ですが、オフィス街に隣接したアパートの一室で、環境は良好。部屋のベランダからは、ベスビオも(一部)見えます。 大きな4部屋アパート…