La passegiata (散歩)
ナポリの街の勉強と運動を兼ねて、夕方はできるだけ街歩き。このSalita Petraio(Petraioへの登り道)は好きな道の一つです。
ナポリの街は、ナポリ港を南に臨み、港の北に旧中心街(centro)、ここから西に向かって、ショッピングストリート(via Toredo, via Chiaia)、低所得者や移民の多いスペイン地区(quartiere Spagna)と続き、ここから一気に100m近い標高差を上って、高級住宅地とお洒落な商業施設が併存するヴォメロ地区(quartiere Vomero)に出ます。方位を90度変えれば、関内、元町、寿町を経て山手へ至る横浜の街歩きに似ています(ナポリは西下、横浜は南下)。
このスペイン地区からヴォメロに直登する道の1つがPetraio。道のほとんどは階段で、等高線に沿って社会階層が変化していく点は、良くも悪くもヨーロッパ的。息切れして振り返ると、ナポリ湾が一望できるのも魅力です。
(道の入口はスペイン地区。「地球の歩き方」には「近づいてはいけない」と書いてあるが、via Toredoに近い東側はレストランも増えてきました)
(Petraioの入口)
(いきなり直登)
(階段が終わると、つづら折れが続きます)
(左はソレント半島、右は青の洞窟で有名なカプリ島)
(いつもここにいる猫)
(ベスビオ遠望。このあたりからは家賃がぐっと高くなります)
(道の名前は、途中でSalitaからGradini=階段へ)
(ナポリ湾がずいぶん低く見える様になりました。ゴールは近い)
(登り詰めた先のヴォメロは山手と自由が丘を足したような所。ここで晩のおかずを買ってケーブルカーで下界に降ります)