Permesso di Soggiorno (長期滞在許可証)

イタリアに3ヶ月以上滞在する場合は、滞在許可証の申請が必須。所持していないと不法滞在扱いになります。発給までの手続は、1)日本出国前にいくつかの書類を整えておく、2)郵便局で書類(kitと呼ばれる)をもらう、3)必要事項を記入し、付帯書類を添えて郵便局から入管に発送、4)指定された日時に警察(Questura)へ出頭、5)そのうち発給という迂遠な代物。イタリア滞在の日本人の多くが、「一番嫌な手続き」とぼやくイタリアのお役所仕事の典型例(イタリア、滞在許可証でググってごらんなさい)。半年滞在した留学生が、とうとう滞在期間中に手にすることができなかったという話もあります。今は多少マシになったと聞きますが。

 

面倒くさいから、3ヶ月おきにクロアチア(シェンゲン条約国ではないので、パスポートに出入国の捺印がつく)に出かけようかとも思ったけれど、まあこれも「勉強」だと思ってkitを入手。仰天したのは、「外国人向け」なのにイタリア語でしか説明が無いこと。語学学校の窓口にお願いし、万全のチェックをいただいて(書いてもらって、とも言う)無事提出しました。

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この豪壮な建物がナポリ中央郵便局。1936年竣工で、公共建築に「国威発揚」を求めたムッソリーニ時代のファシスタ建築の典型例。手数料やらなんやで138Euroと送料16Euroを支払い、警察への出頭は11月24日の9時と決まりました。やれやれ。