Permesso di Soggiorno 2 (長期滞在許可証2)

11月24日が、かのPermesso di Soggiornoの面接日。書類審査と指紋押捺を兼ねます。この日の朝、ネットが切れた(正確には、64KBという、かろうじてテキストメールが読める速度に落ちた)。契約している携帯屋さんから「プリペイド契約分が終了しました。追加課金を」とのSMSが届く。27日から10日間、ベルリンとオランダ数都市を巡検予定だったので、とりあえず帰ってから。旅先のホテルには「高速インターネット(ホテル予約サイト’Expedia’いわく)」もあるし。

ところが、旅先のホテルのネット環境はいずこも「高速」にはほど遠い代物で、遅い上にしばしば切断される(多くの客が特定の時間帯にアクセスを集中させるからでしょう)。写真のアップなど気が遠くなりそう・・。という訳でしばらく更新できませんでしたが、無事に北国から帰りました。

さてPermesso di Soggiorno。召喚状には「11月24日、9:04に出頭されたし」とあったが、「1時間前に行くのが常識」という語学学校での教えもあって、8時ちょうどに到着。ところが、入国管理局は黒山の人だかりで、整理券番号は123番!結局、早いもの順に7時半過ぎから整理券を出していたらしい。「04分」の意味はなあに?

面接そのものは5分で終了。

職業なあに? あ、書いてあるね、大学の先生・・

イタリアで何するの?」「お勉強です (per studiare)

イタリア語下手だけど、大丈夫?(厳しい!)」

わてらは、基本的に英語で議論しますからおそらく問題ないです(Noi semple discutiamo in inglese, perche probabilmente non problema)

はい、ここに指おいて。指紋とるから。」「へーい(Si)

あのね、指紋照合して問題なければ、あっちの部屋で名前呼ぶから、引換証を貰って帰ってね」「あんがとさん(Grazie)

結局、8時5分に整理券を貰い、12時25分から5分間の面接を受け、指紋照合の結果、Permessoの引換証を貰ったのは15時40分でした(指紋照合係の昼食時間2時間を含む)。

しかし、これはこれで「無難な」方でしょう。語学学校でも、面接で1時間絞られた人、出直しさせられた人、結局Permessoがおりずに語学学校を休学した人など、様々な話を聞きます。この日、入管に並んでいた人たちの大部分は、アフリカ系、南アジア系(ナポリにはスリランカ人のコミューンがあります)、中国系の人たち。10ある窓口で、123番目を消化するのに4時間25分要したということは、単純に1人平均20分の面接が行われたという事です。

さて「本物への引き替え」が12月12日に待っている。また入管へ出頭。やれやれ。