Attraversaménto (横断) 

ローマ始発7:26のパレルモ行きInterCityに、ナポリから乗りました(ナポリ発9:50)。この列車は、途中のSan GiovanniーMessina間でMessina海峡を越えます。旅客の乗った車両をそのまま連絡船で運ぶ航送方式。世界でも希な光景となりました。

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(イタリア本土の’つま先’、カラブリア州のVilla San Giovanni駅に到着。向こう側は対岸のシチリア州Messinaの街並み)

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(8両編成の列車は、船の有効長に合わせて4両づつ2編成に分割され、車両甲板に固定される。車両を自走で積載するため、必然的に車両甲板の高さが喫水線よりも相当上がり、いわゆるトップヘビー(重心が高くなり復元力が落ちる)状態になることが航送方式の欠点)

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(航送中は車両の扉は開放され、旅客は約30分の海峡横断をデッキから楽しめる。車両に接続されているコードは電源供給用のジャンパ栓)

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(Messina港での車両引き出し。S.Giovanni着14:05、Messina発16:05。海峡横断は、準備作業を含めて2時間を要する)

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(MessinaでSiracusa行きを切り離し4両編成になった列車は、定刻の19:00にシチリアの州都パレルモ着)

 

10日間、シチリアの都市見学と、こちらの研究者との打ち合わせです。